本日は陸上で注目種目が目白押し。
まずフィールドでは室伏広治が出場するハンマー投げ決勝。
期待を集めた前回のシドニー五輪では9位。
父・重信との二人三脚で4年越しの表彰台を狙う。
五輪前の最後の競技会で自己最高の82メートル88をマークするなど好調が伝えられ、
予選でも軽々と79m55を出して決勝に駒を進めた。
悲願の金メダルスローに期待したい。
ライバルはベラルーシのイワン・チホン、ハンガリーのアドリアン・アヌシュあたり。
トラックでは世界最速を競う男子100メートルの準決勝、決勝が行われる。
アメリカのモーリス・グリーンがカール・ルイス以来の五輪2連覇を狙う。
世界陸上を制したカリブ海の小国、
セントリストファー・ネーヴィスのキム・コリンズ、ジャマイカのアサファ・パウエル、
さらには今季世界1位のショーン・クロフォード、ジャスティン・ガトリンのアメリカ勢なども
虎視眈々と「最速」の称号を狙っている。熾烈なデッドヒートになりそうだ。
いよいよ五輪も折り返し地点。となると注目は女子マラソンだ。
日本からは野口みずき、坂本直子、土佐礼子が出場。
今回の日本勢は、力強い走りの野口、スピードのある坂本、
粘りが身上の土佐とタイプの違う実力派3人が揃った。
厳しいアテネのコースを疾走する彼女たちを応援したい。
優勝候補はやはりポーラ・ラドクリフ(イギリス)。
去年のロンドンマラソンで自身の持つ世界記録を更新したばかり。
トラックやクロスカントリーでも活躍するなど抜群のスピードを誇り、経験も豊富。
世界選手権で優勝したマラソン王国ケニアのキャサリン・ヌデレバも不気味な存在。
男子体操は今日から種目別決勝が行なわれる。
今日は3種目であん馬に鹿島丈博と冨田洋之、ゆかに米田功と中野大輔、
つり輪に冨田がそれぞれ出場する。
鹿島は世界選手権で日本人初あん馬の優勝者。
アテネでも金メダルを狙う。
米田の床、冨田のつり輪も得意種目。
団体総合に続いて種目別でも金メダルの期待は大きい。